Violin演奏 独学のすすめブログ

「Violin演奏 独学のすすめ」の著書の内容に関係する追加など

練習時のイメージの使い方

練習では、楽譜を見ながらゆっくり弾いたり、繰り返したりが普通だと思いますが、この時、イメージをうまく使うことで、練習がはかどり、効率的になります。

まずは何度も言っていますが、勉強でもバイオリンの練習でも20秒以内、さらには2時間以内の短期記憶を使うことが大事です。演奏では、楽譜を見ながら繰り返すのではなく、繰り返す部分を短期記憶してから繰り返します。速いところはゆっくり練習したりすると思いますが、そのゆっくりについては別の注意事項があるので、そのうちに書きたいと思います。覚えたら、自分が正しく弾くイメージを作ります。つまり、左手、左の指がどう動くか、そして右手がどう動くかの理想的なイメージを頭に浮かべてから弾くのです。ということは、楽譜を覚えるだけでなく、全ての動きを覚えてイメージする必要があります。
こういうイメージを先行させる練習をすることで、イメージできれば弾けるようになります。慣れてくれば、イメージをはっきりと具体的に頭に浮かべなくても、その核となる音楽が浮かぶだけで弾けますので、合奏などでは、共演者の音を聴きながら弾けるようになります。そうしたら、今度は合奏時の自分が弾くイメージを持って弾けるでしょう。