Violin演奏 独学のすすめブログ

「Violin演奏 独学のすすめ」の著書の内容に関係する追加など

2019-01-01から1年間の記事一覧

目指にすべき地点

演奏のレベルを示す目標として、若い人の中には、聞き手を感動させること、とする人もいます。しかし、感動するかどうかは人によって全く異なります。名演奏とは言えなくても、その曲に思い入れがあって涙を流す人もいるし、多くの人の心を動かすような素晴…

音以外に聞こえてくるもの

バイオリン演奏の初心者は、音を出すこと自体が難しいのですが、この部分をきちんと時間をかけて練習することは大事です。汚い音のまま練習を続けることは、その後の上達のに大きく影響します。当然、音の作り方は始めた時からずっとテーマとして存在し続け…

自信を持って演奏しても、良くない演奏とは

緻密な曲分析を行い、演奏する、それはかなり期待できる演奏のはずですが、あれ?という場合はよくあります。ブラームスは大好きで尊敬もしている、となれば期待できるはずですが、あれ?という場合もやはりあります。前回の演奏が非常に良かった、だから期…

恥ずかしいのは悪くない

自分の演奏を恥ずかしいと思う人がいます。それとは反対に恥ずかしさなんて全く感じないで、人前で堂々と演奏する人もいます。個人的には私個人もそうでした。しかし、そういう人もその後に演奏が上手になってから、昔の自分の演奏を聴くと、なんと恥ずかし…

非強制的強制

勝負では勝てばいいんだよ、と言う人がいます。学校でも、問題は正解すればいいんだよ、という風に教える先生もいます。演奏でも演奏できればいいんだよ、というレベルから、お客さんが喜んでくれればいいんだよ、というレベルまで、全く同じ考えを持つ人は…

理性ではわからないこと

現在、日本では学力というものが一番価値があると思われています。つまりは東大生は偉い、というわけです。学歴はともなく、知識が豊富で思考力が卓越した人間は優れた人間であると思っている人は多いでしょう。これは理性というもので、実は理性は人間の精…

商業主義とは

施設などで演奏して、みなさんに喜んでもらった、という話はよく聞きます。また、演奏会というものは、お客さんが喜んでくれればいいのだ、という考えの方もいるでしょう。クラシック音楽以外でも、このことは同様にあります。音楽活動も一つの経済活動です…

練習しても上手にならないケース

練習すればそれに応じて上手になると思っているのが普通です。もちろん、いくら練習してもなかなか上手にならない難しい曲というものがありますが、客観的に見れば、それなりに上手になっていると判断できるでしょう。 ところが、実際には練習しても対して上…

音楽における呼吸

アマオケなどで、アインザッツ、音の出だし、が合わないときに、呼吸を合わせて音を出す練習をさせる場合もありますが、音楽でいう呼吸は、この実際の呼吸のことではありません。 ついでに、実際の呼吸を合わせる練習についていえば、本来は呼吸を合わせて音…

理性と感情

モーツァルトを演奏するときに、例えばある人は繰り返しの二回目はやや弱くする、ということを当たり前のように言いますし、やります。その理由はと聞くと、先生から言われたから、となる場合も。これは理性的な理解と言います。演奏においてはこのような理…

ネオン街のような演奏は避けよう

ズーカーマンのレッスンをyoutubeで一部見ることができますが、あるレッスンでは、音が大きいことがいいことではない、というようなことを言っていました。大きさは五段階あり、pp、p、mf、f、ffということも言っていたように覚えています。多くのバイオリニ…

音は真の創造

都会にいても、二子玉川駅からの夕焼けのように、はっとさせられ、しばらく見続けることがあります。多くの人はその夕焼けを見てはいませんが、これを見ないのは本当にもったいない気がします。クラシック音楽を聞いているときにも、演奏が終わっても動けな…

演奏時の心構え

演奏時に特別な心構えは必要ないと思っている人は多いでしょう。自分はきちんと演奏できるし、それに必要な練習はきちんとしている、と思っているとそうなります。ただし、演奏においてはどういう気持ちを持って演奏するかによって、演奏が大きく変わること…

ブログの引越し

ヤフーブログに載せていましたが、閉鎖するので、こちらに引っ越しました。ヤフーはHPサービスもだいぶ前に閉鎖し、サービスがどんどん悪くなってきています。そのうちメール、オークションなどもなくなるかもしれません。